左手を見ると赤い。
血が出ている。
どこか引っ掻いてしまったのだろうか。
よく見ると左手の薬指から血が出ている。
爪の付け根あたりから出ている。
先日からタコのようなものができており、そこから出ている。
実は先週も同じような事があった。
血がなかなか止まらない。
少し待って止血を待ち、その時は事なきを得た。
今回は止まらない。
ガンを患って以来、少しの変化も怖くなった。
きっかけは全て些細なものだ。
病気に限らず、仕事や恋愛そして人生において言えるだろう。
私にしても腹痛や黒い便などその時に見逃さずにいれば抗がん剤を
使わずに済んだかもしれない。
学習能力が上がった事もあり、様子を見ていた。
止まらない。
先週と比べても明らかに止まらない。
止まったと思ってもタオルを掴んだ瞬間やちょったした瞬間で
出始める。
ドロドロ出ている感じだ。
ぶつけたわけでも切ったわけでもない。
２０〜３０分経っても止まらない。
病院へ電話する。
時刻は23:30前だ。
急患の看護師が面倒くさそうに電話に出る。
患部を５分くらい抑えて様子を見てほしいとの事。
目安は３セット、１５分くらいして止まらなかったら連絡をくれとの事。
１５分ほど経過しても止まらない。
病気をする前の私なら今回のような事で病院へ電話はしない。
化学療法で免疫力が弱くなっており、薬が残っているから不安を感じているのだ。
再度電話するが、急患で入っているので今はダメだと断られる。
急ぐなら他をあたってくれとの事。
普段かかっている事を伝えるが、受付は私みたいな電話を何度も受けているので
対応ができあがっている。
続けてもダメだと判断し、仕方がないのでバンソウコウを３重に貼り、綿手袋を
して寝る事にした。
他に行く選択肢もあったが、化学療法を受けていたので情報が不足している環境で
見てもらうのも怖い。
そもそも貧血がきっかけでガンが見つかったのだから怖かった。
このブログを更新している時点で止血されているかは、わからない。
普段通りに動けているので、問題はないのかもしれない。
止血を確認できてない。
朝になり、バンソウコウを剥がしてみたが、３重に貼ったものを剥がすとその粘着力の
せいで再び血が出ている。
継続しているのか新たに出たものなのか確認できてない。
病院側も急患でわかるが、もう少し丁寧な対応をしてほしいものだ。
原因がわからないと対応ができない。
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